得意先販売実績の集計業務を大幅短縮
実績管理におけるCELF適用の拡大を目指す!
サントリーコーポレートビジネス株式会社
業種:食品・飲料販売
対象部署:営業部/営業推進/取引先
対象業務:予算実績管理業務
バラバラなフォーマットによる実績報告。売上集計業務に多くの手間がかっていた!
サントリーグループの商品・サービスの企画・紹介・斡旋・販売を行うサントリーコーポレートビジネス株式会社(以下SCB)では、サントリーグループ約20社の商品を約15,000拠点(事業所や工 場)の法人顧客向けに企画、紹介、斡旋し、その結果として販売実績を集計・管理し、翌月第五営業日に報告する業務がある。また約100名の営業からの申告実績を集計している。
毎月サントリーグループ約20社から商品コード体系や名称、顧客名称、営業担当者との関係性もあいまいな売上実績データがメールにて送付され、また会社毎に様々なフォーマットで送られてくるため、実績集計に多くの手間がかかっていた。
さらに営業担当からの販売実績も対象となり、パソコンが得意ではない営業担当者がExcelで報告しているため入力間違いなども多く、月に6,7回にもおよぶメールによるやり取りや電話でのやり取りが頻繁にあった。
販売実績の集計システムはACCESSを使って構築されていたが、マスターのメンテナンス不足などの 不整合が多く、「ブラックボックス化」してしまっており旧システムを早急に改修する必要があった。外部業者に再度ACCESSにより刷新、運用を委託したが、マスターデータや実績データを修正する場合に外部業者へ都度依頼しなければならず、多くの手間がかかり、再度、社内の現場サイドで運用が可能なシステムに刷新したいと考えていた。
現場主導でのCELFによる「貢献売上集計システム」の構築!
これらの課題に対し、サントリーシステムテクノロジー株式会社(以下SST)は慣れ親しんだExcel 感覚で使用できて、尚かつ開発も容易なCELFによる刷新を提案した。
CELFによる販売実績管理プロジェクトは業務整理から社内のチームにて行い、SSTも含めて半年かけて要件整理・アプリケーション構築を行い、2017年10月より運用開始した。
外部委託ではなく手元にマスターデータや販売実績データがあるため営業担当者と商品・得意先の紐づけの変更が容易になり、また営業担当者が自己申告した実績のインプット誤りを自動でチェックできる機能も実装され、集計作業の時間が大幅に短縮された。
また、CELFによるExcelライクな入力画面を営業担当者向けに提供したことで、営業担当者からの実績報告はCELFへ入力し、ボタンを押すのみとなったため、メールや電話によるやり取りが不要となり、営業担当者からの問い合わせも激減した。
もちろん集計結果も集計担当者が苦労することなくリアルタイムに反映されることになった。
システム概要図
CELFならアイデアをすぐにシステムへ反映できる。
システム開発者から見てもCELFは素晴らしいプラットフォーム
CELFによるアプリケーション開発は要件整理の流れは通常のシステム開発と変わらないが、作るのが早く、変更もすぐできるところが大きなメリットである。
また、ありがちなJavaのような「つまらないコーディングミス」などが起きない。そのため会議中のアイデアがそのまますぐにアプリに反映できることは技術者としても使用する強みになる。
また、今まではマスターデータは様々なシステムにあり、不整合になることが多かったが、SFA(営業支援システム)にある得意先と営業担当者の関係データをCELFの画面にコピー&ペーストで貼り付けるだけでメンテナンスできるようにしたため、営業担当者別や得意先商品別の実績集計に不整合がなくなった。ACCESSのシステムはブラックボックスになりがちで、何が起こるかわからないといった不安があり、現場でのメンテナンスは難しい。
CELFなら現場の自分たちでメンテナンスができることが大きなメリットとなっている。
CELFアプリケーション画面
取引先への展開やその他の実績管理業務に適用を検討
今後は鉄道、航空、空港免税売店等の交通市場向けの実績管理業務においてもCELFの提供範囲を広げていきたい。
また将来的には、得意先への提案計画や新商材販売など社内の様々な業務にCELFを展開し、さらなる業務効率化を進めていきたい。
企業情報
- ◆ 鉄道、航空、空港免税売店等の交通市場でのサントリーグループの酒類・飲料の販売
- ◆ 法人顧客へのサントリーグループの商品・サービスの企画・紹介・斡旋