RPAツールは、年間で数十万円から百万円程度まで、幅広い価格帯で提供されています。必要以上に高機能で高額なサービスで予算を無駄にしないためにも、RPAツールを導入する際には、導入コストを比較することが重要です。
本記事では、RPAツールの概要を説明したうえで、安価でおすすめのツールをランキング形式で紹介します。
RPAツール・ソフトとは
RPAツール(RPAソフト)とはRobotic Process Automationを略した言葉で、あらかじめ人間が指定したシナリオに沿って、ロボットが業務を遂行するツールのことです。
RPAツールを導入して毎回決まった単純作業を自動化すれば、従業員の業務負担や人件費を軽減できます。また、人間が関わる作業が減る分、ヒューマンエラーの削減にもつながるでしょう。
RPAツールを活用できる主な部門は、以下のとおりです。
- 経理部門(経費精算のチェックなど)
- 人事部門(勤怠データの集計や給与計算など)
- 製造部門(在庫状況の把握など)
- 営業部門(顧客情報の入力や顧客へのメール送信など)
上記以外にも、近年はビジネスにおけるさまざまな分野においてRPAツールが使われています。
RPAツールを導入する際に必要な費用の相場
ツールによっても異なりますが、RPAツールを導入する際には以下の費用がかかることが一般的です。
- 初期費用
- 月額費用
- 運用・サポート費用
ここから、各費用がどのようなものなのかを解説します。
初期費用
RPAツールの初期費用とは、ツールを利用するにあたって発生する費用のことです。設定費用や機器の購入費用などとして初期費用がかかります。
初期費用の相場は、パソコン上で稼働する「デスクトップ型」、クラウド環境下で自動化を実現できる「クラウド型」、サーバー上で稼働する「サーバー型」のいずれかによって異なります。デスクトップ型は〜100万円、クラウド型は〜50万円、サーバ型は100万円前後がひとつの目安です。
なお、開発運用をすべて外部に委託する場合、大規模な運用が必要な場合には、100万円を超える初期費用が必要なこともあります。
月額費用
月額費用とは、主にツールの利用料として毎月支払う金額を指します。
デスクトップ型・クラウド型の場合は、月額5〜50万円が相場の目安です。ツールを利用する人数・稼働するロボットの数・機能などが増えれば、その分金額も高くなるでしょう。また、サーバー型の場合は、状況によって100万円を超えることもあります。
なお、提供会社によって月額費用のケースもあれば年額費用のケースもあるため、注意が必要です。各ツールを比較する際は、月額費用を12倍して年額費用を計算したほうがわかりやすいでしょう。
運用・サポート費用
運用・サポート費用(保守・運用費用)とは、RPAツールを安定して長期的に利用するにあたって発生する費用を指します。具体例は、導入時にレクチャーを受けるためにかかる費用(導入支援費用)や運用管理にかかる費用、トラブル発生時のサポート費用などです。
導入支援費用には月数万円、トラブル発生時に外部に対応を依頼する場合には月数十万円から百万円前後かかることがあります。
RPAツールを導入する際の選び方のポイント
RPAツールを導入する際の選び方のポイントは、主に以下のとおりです。
- 使いやすさを確認する
- 機能を確認する
- 導入コストを比較する
各ポイントについて解説します。
使いやすさを確認する
RPAツールを導入する際には、使いやすさを確認することがポイントです。
RPAツールを稼働させるためには、まず実行する処理の手順を定めた「シナリオ」を作成しなければなりません。そのため、導入を進める人やほかの担当者が操作しやすいツールを選ぶことが重要です。
シナリオの作成方法は、コーディングが必要なタイプや画面録画で対応可能なタイプ、ドラッグ&ドロップで簡単に設定できるタイプなど、各ツールによって異なります。
機能を確認する
備わっている機能はRPAツールによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
なかには、AI機能を活用してシナリオを作成できるツールもあります。ただし、機能を充実させれば、その分費用がかさむ可能性が高い点に注意が必要です。
多くの機能が搭載されている点に注目するのではなく、まずは自社の業務効率化を図るうえで欠かせない機能が備わっているのかに焦点をあてるとよいでしょう。
導入コストを比較する
ツールによって導入コストが大きく異なるため、年額費用などを比較して選びましょう。人件費削減を主な目的としてツールを導入しても、初期費用や利用料金が高額であればかえって会社の経費がかさむことがあります。
なお、コストが安かったとしても使いにくかったり、機能が不十分だったりすることがあるため、導入時には今回紹介した3つのポイントを確認して総合的に判断することが大切です。
安価でおすすめのRPAツール10選
ここから、安価でおすすめのRPAツールのランキングを紹介します。1〜10位までのツール・提供事業者を以下の表にまとめました(※)。
サービス名 | 提供事業者 | |
1位 | CELF | SCSK株式会社 |
2位 | EzRobot | Ezテクノロジーズ株式会社 |
3位 | RoboTANGO | スターティアレイズ株式会社 |
4位 | AUTORO | オートロ株式会社 |
5位 | RPA EzAvater | 株式会社テリロジーサービスウェア |
6位 | UiPath Platform | UiPath株式会社 |
7位 | BizRobo! | オープン株式会社 |
8位 | WinActor | エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社 |
9位 | Automation Anywhere | オートメーション・エニウェア・ジャパン株式会社 |
10位 | RPA Robo-Pat DX | 株式会社FCE |
ここから、各ツールの料金に加えて、機能などの特徴も確認していきましょう。
(※)2024年11月1日現在、ITreview(https://www.itreview.jp)掲載で口コミが30件以上投稿されているRPAツールのうち、導入から1年間の料金が安い順にランキング
1位 CELF
画像参照元:https://www.celf.biz/
CELF(クラウド版) | |
1年間利用する場金額目安 | 63,000円(RPAオプション:税抜4.2万円/年<1台>、CELFクラウド版:税抜2.1万円/年<1ユーザー>) ※ただし「CELFクラウド版」最低利用ユーザー数は10ユーザーとなるため、上記の金額となるためには10ユーザー分以上の申込みが必要です ※RPAオプションは1台から利用可 |
SCSK株式会社の「CELF」のクラウド版は、年間利用料金2.1万円(税抜)/1ユーザーに、RPAオプション4.2万円/年(税抜)を追加して利用できるRPAツールです。初期費用が不要で、低コストでRPAツールの運用を始められます。
「CELF」は、ノーコードでの業務アプリ開発機能とRPAエンジンを融合した、業務効率化ツールです。様々なデータベースやWebサイト、ファイルに散乱している集計に必要なデータをRPAで収集、CELFで作成した業務アプリの表計算機能を使って、CELFだけで集計のシステム化を完結することができます。
また、ドラック&ドロップでの簡単な画面操作により、今までRPAツールを利用したことがない方でもスムーズに運用できるでしょう。
「CELF」利用者の口コミ
引用元:https://www.itreview.jp/products/celf/reviews
ソフトウェア・SI|システム分析・設計|100-300人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
Excelライクの見た目・操作性で業務アプリを作成できる
見た目・操作性がExcelライクなので、業務でExcelを利用しているユーザーであれば抵抗感なく利用することができます。CELFアプリはノーコードまたはローコードで開発できるので、プログラミングの知識がなくても簡単に作成することができます。今まで使っていたExcelシートをCELFアプリの画面としてそのまま取り込むこともできます。
さらにExcelシートを直接CELFアプリにしてしまう「Excelファイルからアプリ作成」という機能があります。Excelファイルをアップロードしていくつかの設定を行うだけで、画面やテーブル、アクションセットを自動生成してすぐに使えるCELFアプリを作成してくれます。この機能で取り込めるExcelシートのフォーマットには制約がありますが、見積書や請求書のような単票タイプ、資産管理表や契約管理台帳のような一覧表タイプなど、よく使われるタイプに対応しているので、いろいろなシートをアプリに変換できると思います。
参考:SCSK株式会社「CELFとは」
参考:SCSK株式会社「価格」
参考:SCSK株式会社「CELF30日間無料トライアル」
2位 Ez Robot
画像参照元:https://ezrobot.biz/
Ez Robot | |
1年間利用する場合の金額目安 | 600,000円(初期費用:0円、月額費用:税抜5万円)※PC1台あたり |
Ezテクノロジーズ株式会社の「Ez Robot」は、初期費用0円・月5万円(税抜)で利用できるRPAツールです。ただし、2台目以降利用する場合は、別途月4万円(税抜)かかります。
Ez Robotは、機能を選択したら詳細を記入するだけで操作が簡単な点が特徴です。初心者でも、手軽に操作できます。
また、Microsoft OfficeやWebブラウザ、インストール型アプリなどさまざまなアプリを操作できるのもEz Robotの強みです。会計事務所や保険代理店、不動産会社など、さまざまな業界で活用されているため、自社でも導入しやすいでしょう。
「Ez Robot」利用者の口コミ
引用元:https://www.itreview.jp/products/ezrobot/reviews
病院|経営・経営企画職|300-1000人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
画像認識で多くのシステムに対応でき、サポート体制も充実!
EzRobotの特徴として“画像指定”と“サポート体制”に重宝しております。
画像の指定は、スクリーンショットの要領で簡単に使用可能となります。「指定した画像のこの部分をクリックする」とか、「指定した画像が出てくるまでスクロールする」などの指示ができるので、比較的どんなシステムにも対応できると思います。
実際に導入している専門的なシステムでの自動化を行った結果、画像読み込み機能にて問題なく実行できております。
アクション名は日本語で記載されており、アイコンや操作の説明文もあるので、使用していくうちに短期間で慣れていきます。また、設定した各アクションには、それぞれ任意のコメントも入力可能です。シナリオのアップデートの際にこのコメントが目印になり非常に便利な機能となります。
また、不明点あった際には無料のサポートがあり、とても相談しやすいのもポイントの一つです。サポートスタッフの方が一緒に考えてくださり、解決方法をご提案くださいました。また、各種マニュアル・解説動画があり、全体的にサポート体制が整っている印象です。
参考:Ezテクノロジーズ株式会社「EzRobotとは」
参考:Ezテクノロジーズ株式会社「PRICE 価格」
3位 Robo TANGO
画像参照元:https://robotango.biz/
Robo TANGO(基本プラン) | |
1年間利用する場合の金額目安 | 700,000円(初期費用:10万円、月額費用:税抜5万円) |
スターティアレイズ株式会社が提供している「Robo TANGO」の「基本プラン」は、1ライセンスあたり初期費用10万円・月5万円(税抜)で利用できます。
Robo TANGOの主な特徴は、国産のデスクトップ型ツールである点や、専門技術・知識なしでも操作できる点です。従業員がいつも実施している作業を録画することにより、手軽にRPAロボットを作成できます。
なお、初期費用15万円・1ライセンス8万円/月で提供している「リモレクライトプラン」は毎月定期的にレクチャーを受けられるプランのため、集中的にRPAを作成・運用したい方向けです。
「Robo TANGO」利用者の口コミ
引用元:https://www.itreview.jp/products/robotango/reviews
その他小売・卸売|経営・経営企画職|20人未満|導入決定者|契約タイプ 有償利用
一つ作れば使い回しが簡単
2021年に導入しました。導入支援を受けましたが、会社に来てくれて文字通り手取り足取りロボットの作り方を教えてくださいました。おかげで、社内で複数メンバーがロボットを作ったり直したりできるようになりました。
社内では意外と似たような定型作業がありますが、一度ロボットを作ると、それをコピーして手直しすることで簡単に新しいロボットが作れます。
1ライセンスで5台使用できるので、1人が作ったロボットを共有することでさらに使い回しの幅が広がっています。
RPAを導入したいけれどコストパフォーマンスが心配という企業は多いと思います。
小さな作業でも気軽にロボットを作り、活用できる環境ができるRoboTANGOはお勧めです。
参考:スターティアレイズ株式会社「RoboTANGOとは」
参考:スターティアレイズ株式会社「Plan 料金・プラン」
4位 AUTORO
画像参照元:https://autoro.io/
AUTORO | |
1年間利用する場合の金額目安 | 600,000円+α(初期費用:要お問い合わせ、月額費用:税抜5万円〜) |
オートロ株式会社の「AUTORO」は、月5万円(税抜)から利用できるRPAツールです。ただし、ほかのツールの価格と比較する際は、AUTOROの機能によって月5万円を超える場合があること、別途初期費用がかかることに注意しましょう。
AUTOROの特徴は、視覚的でわかりやすく、ロボットに指示を出しやすい点です。また、Lite・Standard・Pro・Silver・Goldと、料金プラン・サポートプランの選択肢が豊富なため、導入の規模や希望するサポートに応じて自社にあったものを選べます。
「AUTORO」利用者の口コミ
引用元:https://www.itreview.jp/products/robotic-crowd/reviews
ソフトウェア・SI|経営・経営企画職|300-1000人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
UIも優れており、初心者でも使いこなせるRPAツール
AUTOROのいいと思う点は2つあります。
1点目は優れたUI・UXです。
項目などもシンプルで直感的に利用できます。
またあらかじめ基本的なアクションが用意されており、ドラッグアンドドロップでRPAを使ったことがなくても最低限マニュアルを読めば簡単なワークフローはすぐに作成することができます。
2点目はサポート体制です。
これはオプションの内容にもよりますが、私はチャットサポートサービスを利用しており、レスポンスが早く助かっています。いろいろなワークフローを組んでいるとどうしても自分ひとりで解決することが難しい場面に遭遇しますが、たいていはチャットサポートで解消できます。総じて、AUTOROは初心者の方から幅広くお勧めできるRPAサービスです
参考:オートロ株式会社「AUTORO」
参考:オートロ株式会社「AUTOROの料金プラン PLANS & PRICING」
5位 RPA EzAvater
画像参照元:https://ezavater.com/
RPA EzAvater(フル機能ロボット) | |
1年間利用する場合の金額目安 | 750,000円(初期費用:0円) |
株式会社テリロジーサービスウェアのRPA EzAvaterは、年間75万円(税抜)で利用可能なRPAツールです。
また、シナリオ実行機能のみ可能な「実行専用ロボット」を追加するには年20万円(税抜)、複数ロボット管理機能を備えた「EzAvater管理サーバー」を導入するには年49.8万円(税抜)〜がかかります。
RPA EzAvaterの主な特徴は、国産ツールであることや多機能であることなどです。また、公式HPによると、サポート顧客満足度97%を得ています。
「RPA EzAvater」利用者の口コミ
引用元:https://www.itreview.jp/products/ezavater/reviews
旅館・ホテル|営業・販売・サービス職|20-50人未満|IT管理者|契約タイプ 有償利用
直感的に操作できる
操作が非常に簡単で、初級・中級の無料セミナーを受講すれば簡単なシナリオはすぐに作成可能。
サポートサイトのアドバイスも分かりやすく「ヒント事例」がたくさんあり便利。
月に1度の無料相談会もあり毎月参加している。エンジニアの生の意見が聞けて1時間でも非常に有意義な時間を獲得できている。
参考:株式会社テリロジーサービスウェア「EzAvaterとは?」
参考:株式会社テリロジーサービスウェア「価格・サポート」
6位 Ui Path Platform
画像参照元:https://www.uipath.com/ja
Ui Path Platform(Proプラン) | |
1年間利用する場合の金額目安 | 781,200円+α※1ドル=155円で計算(初期費用:要お問い合わせ、月額費用:420ドル〜) |
ニューヨークに本社を構える海外企業が提供する「Ui Path Platform」は、月420ドルから利用できるRPAツールです。ただし、別途初期費用がかかる可能性があります。
Ui Path Platformの主な特徴は、幅広い業界で採用されている点です。銀行・金融や製造業だけでなく、医療や公共部門においても活用事例があります。公式HPによると、製造タスクの60%、銀行・金融サービス・保険プロセスの43%、医療・社会福祉活動の36%で自動化を適用できるとのことです。
「Ui Path Platform」利用者の口コミ
引用元:https://www.itreview.jp/products/uipathplatform/reviews
食料品|人事・教育職|100-300人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
StudioXで日常業務を自動化
優れている点・好きな機能
・ドラッグアンドドロップでロボットを組み立てることができるので、比較的直感で操作できる
・ExcelやWord、Webスクレイピングにも対応しているので、日常業務の自動化に適している
・ユーザーが質問しあうフォーラムがあるので、その内容を見ることで自身が抱える疑問を解決することができる
参考:Ui Path「業界向け自動化ソリューション」
参考:Ui Path「プランと価格」
7位 Biz Robo!
画像参照元:https://rpa-technologies.com/
Biz Robo!(mini) | |
1年間利用する場合の金額目安 | 900,000円(初期費用:0円) |
オープン株式会社の「Biz Robo! mini」は、初期費用なしで年額90万円(税抜)で利用できるRPAツールです。
Biz Robo! miniの主な特徴として、稼働したロボットの履歴を確認できる点が挙げられます。ロボットが予定どおりに稼働したのか、エラーが起きた際にどのように作動するのかなどを確認できるため安心でしょう。
なお、クライアント型のBiz Robo! mini以外に、サーバー型の「Biz Robo! Basic」や「Biz Robo! DX Cloud」もあります。サーバー型の2タイプは、Biz Robo! miniと異なりプロジェクト管理や実行ユーザー管理などができる分、初期費用がかかり、年額も高くなる点に注意が必要です。
「Biz Robo!」利用者の口コミ
引用元:https://www.itreview.jp/products/bizrobo/reviews
情報通信・インターネット|営業・販売・サービス職|100-300人未満|ユーザー(利用者)|契約タイプ 分からない
初心者でも非常に使いやすいRPAです!
他製品のRPAを使用したことがあるのですが、やはり比較してもBizRobo!は非常に使いやすい製品かと思います。
中央の画面をマウスでポチポチと操作するだけで、簡単に作業フローが作成できます。
また、ループや条件分岐なども左から右へと記録されるので視認性も良く、便利です。
参考:オープン株式会社「BizRobo! mini」
参考:オープン株式会社「BizRobo! 製品の比較 : 環境構成」(PDF)
8位 WinActor
画像参照元:https://winactor.biz/
WinActor(ノードロック版 フル機能版) | |
1年間利用する場合の金額目安(2025年1月〜価格改定予定) | 908,000円(初期費用:要お問い合わせ) |
「WinActor」のフル機能版(ノードロック版)は、年額90.8万円(税抜)から利用できるRPAツールです。インストールしたPCのみで利用可能なノードロック版に対し、購入したライセンス分利用できるフローティング版もあります(オープン価格)。
WinActorの特徴は、NTTの研究所で誕生した純国産ツールである点です。そのため、NTTデータ・全国のパートナー企業が導入や運用をサポートしています。
また、自動化したい作業内容を入力するだけでノーコードで自動的にシナリオのひな形を作成できるため、初心者でも使いやすいでしょう。
「WinActor」利用者の口コミ
引用元:https://www.itreview.jp/products/winactor/reviews
病院|経営・経営企画職|1000人以上|ユーザー(利用者)|契約タイプ 有償利用
欠かさない存在になってきました
エクセルなど手作業で行うと数時間かかるものが、数分もしくは数十分で出来るようになりました。
また、数十通のメールを送る作業に数十分かかるような時、人が行う数時間は非常に大変ですが、「WinActor」であればシナリオを開始すれば数十分放置しておくだけで良いので、助かっています。
参考:NTTアドバンステクノロジ株式会社「WinActorとは」
参考:NTTアドバンステクノロジ株式会社「WinActor 詳細機能」
9位 Automation Anywhere
画像参照元:https://www.automationanywhere.com/jp
Automation Anywhere | |
1年間利用する場合の金額目安 | 1,395,000円※1ドル=155円で計算(初期費用:要お問い合わせ、月額費用:750ドル) |
90か国以上に進出している国際企業が提供する「Automation Anywhere」は、月750ドルで利用できるRPAツールです。
世界中の企業で導入されている点が、主な特徴として挙げられます。また、柔軟性が高く、自社が属する業界にあわせたモデルを活用し、アプリと連携できる点も強みです。
「Automation Anywhere」利用者の口コミ
引用元:https://www.itreview.jp/products/automation-anywhere/reviews
デザイン・製作|デザイン・クリエイティブ職|20人未満|ユーザー(利用者)
使いやすいRPAツール
画面のロックや解除がすぐできて嬉しいです。
他のRPAツールより、使い方が分かりやすくプログラムのパターンも沢山あるので操作しやすくて良いです。
また、Googleスプレッドシートとの連携も簡単にできてありがたいです。
参考:Automation Anywhere「あらゆるビジネス プロセスに対応するエンタープライズ AI エージェント」
参考:PRONI株式会社「PRONIアイミツ Automation Anywhereの料金プラン」
10位 RPA Robo-Pat DX
画像参照元:https://fce-pat.co.jp/
RPA Robo-Pat DX(フル機能版) | |
1年間利用する場合の金額目安 | 年間1,440,000円(初期費用:0円、月額費用:12万円) |
株式会社FCEの「RPA Robo-Pat DX」のフル機能版は、月額12万円(税抜)で利用可能なRPAツールです。また、実行専用ロボは、月額4万円(税抜)で利用できます。
RPA Robo-Pat DXの特徴は、無料で充実したサポートを受けられる点です。また、2泊3日限定でフル機能版を安く利用できる方法もあるため、短期間での使用を検討している場合にも役立ちます。
「RPA Robo-Pat DX」利用者の口コミ
引用元:https://www.itreview.jp/products/robo-pat/reviews
専門(建設・建築)|社内情報システム(CIO・マネージャ)|100-300人未満|導入決定者|契約タイプ 有償利用
比較的柔軟に使えるRPAです
RPAツールは色々ありますが、
機能面の良し悪しとコストが意外に比例していません。
比較的手ごろなRPAを一通り試行して見ましたが、ロボパットはコスパがが良い方と思います。
画像認識、コマンド、まあまあ条件分岐なども対応してくれます。
高価なRPAは試行していないので分かりませんが、
業務活用で費用対効果を出すには良いツールと思います。
参考:株式会社FCE「ロボパットDXが選ばれる理由」
参考:アイティクラウド株式会社「ロボパットDXの価格(料金・費用)」
無料のRPAツールを利用する場合の注意点
紹介したRPAツール以外に、無料で利用できるツールもあります。ただし、無料のツールを利用する際には以下の点に注意が必要です。
- 一部機能が制限されている可能性がある
- サポート体制が整っていない可能性がある
それぞれ解説します。
一部機能が制限されている可能性がある
無料のRPAツールを利用する場合は、機能などが一部制限されている可能性がある点に注意しましょう。
たとえば、使用できる期間が限られている、高度な機能を利用できない、作成できるシナリオの種類が限定されるなどが考えられます。そのため、複雑な業務を長期にわたって効率よくこなすためには、有料版のほうがスムーズに運用できることが一般的です。
サポート体制が整っていない可能性がある
無料のRPAツールのなかには、サポート体制が整っていないものがある点にも注意が必要です。
サポート体制が整っていないと、トラブルが発生した際に解決までに時間を要します。その結果、業務に重大な支障をきたすこともあるでしょう。
また、無料で導入支援が不十分であれば、RPAツールの利用をすぐに始められません。さらに、日本語にも対応していなければ、説明を読んでも操作方法を理解することが困難でしょう。
RPAツールはコスパが高いものを選ぶことがおすすめ
会社にRPAツールを導入することで、業務の効率化・人件費削減や、ヒューマンエラーの軽減などの期待できます。
RPAツールのなかには無料で利用できるものもありますが、機能が制限されていたり、サポート体制が整っていたりする可能性がある点に注意が必要です。そこで、RPAツールを導入する際には、安価でありながらも、必要最低限の機能を備えたものを選ぶことがおすすめです。
ランキング1位のSCSK株式会社「CELF」のクラウド版は、年間約25万円と低コストで利用を始められるRPAツールです。Excelのように操作できて初心者でも簡単に開発できるため、新たにRPAツールの導入を検討している場合はぜひお問い合わせください。